「お互いに会話をしていく」これが1番大切!

~ 令和6年度 第1回埼玉県障がい者スポーツ指導者研修会 ~

令和6年6月2日(土)埼玉県障害者交流センター ホールにて「令和6年度 第1回埼玉県障がい者スポーツ指導者研修会」を行いました。

 

講義:【精神障害のある方の理解とスポーツ活動の支援】

〜支援場面で考えていること〜

講師: 荻野洋子氏

・埼玉県障害者バレーボール協会 精神障害部門事務局

・作業療法士(精神科領域)

精神疾患について正しく理解することで精神疾患のある方々への望ましい支援のスキルを学び、地域における日々の障がい者スポーツ指導に役立てていくことを目的として開催いたしました。

後半は、幻聴体験を3人1組になり実習。

精神疾患=幻聴ではありませんが多様な症状があることにより、御本人たちにとって日常生活の支障となることも少なくありません。何が今困っているのかを想像し、分からなければ「あなたの事が分からないから知りたい」と一緒に困れると良いいですね。そして構えすぎずに支援できる方法を共に考えていきたいですね。と優しい笑顔と共に伝えていただきました。

研修会の参加者は、52名。

アンケートによる満足度は「とても満足」「満足」の回答が多く高評価の研修会でした。

「役立つ情報が得られた」の回答が圧倒的で日頃抱えていた悩みの解決に繋がる手立てとなったようです。記入欄には、たくさんの感想が寄せられました。

 

  • 障害者当事者ですが「お互いに会話していく」これが1番大切だと思いました。
  • 精神障がいのある方との関わりに対して学ぶ機会がほとんどなかったので勉強になり、今後の活動に活かしていけると思います。
  • 常日頃から接している専門の方からの講義で、とても新たな視点の機会となった。
  • 幻聴の方への接し方の参考になりました。明日実践してみようと思います。
  • 幻聴体験は大変参考になった。
  • 事例に出てきた内容と似た状況の経験があり、自分のした対応の他にもどんな方法があるのか知れて良かった。
  • 事例が身近なテーマだったので分かりやすく、今後の活動に有益だと思いました。
  • 普段困惑していた事例と一致した部分があり、上手くいきそうな気がする
  • その人に、その時・その場で何が起こっているのかを考え「構えすぎない方がいい」
  • 精神障害の方を理解することに気持ちを集中して対応したい。
  • 日々の指導・支援に役立つお話でした。
  • 施設勤務をしており、利用者様との関りに戸惑いがあったが、先生の話を聞いて、信頼関係が大事!どう支援するかも含めてとても勉強になりました。利用者様との関わり、大事ですね。

総会後の研修会だったのですが、時間通りにスタートできなかった為、少しテンポアップの流れとなってしまい、「時間が足りないのか、早くしゃべり続ける傾向にあり残念です。」「もっと時間をかけて説明をして欲しかった。」「総会・研修会共に準備の人員が足りない様子。手伝いを増やしては?」などのご意見もありました。

 

アンケートには、今後の研修会への希望も色々と寄せていただきましたので、検討させていただきたいと思います。