NO.79 初級講習会に異変

 越谷市で初級障害者スポーツ指導員養成講習会が開催されました。今年の講習会にちょっとした異変がおきています。
 昨年8月、スポーツ基本法が施行され、「障害者スポーツ」が法律に明文化されました。それを受けて、市町の教育委員会では、スポーツ推進員に障害者スポーツ指導員の資格を取得させる動きが加速しています。その影響で、定員50人のところ90人からの申込みがあり、久しぶりの抽選になりました。この動きは、数年にわたり続くと思われます。

スポーツ推進員の前向きな姿勢なのか、教育委員会からの派遣要請で受動的に申し込んだのかは不明ですが、障害者スポーツを取り巻く新しい風であることは間違いありません。

 見事、抽選に当たった受講生は、猛暑の中、熱心に4日間の講習を受けていました。指導者協議会からも河野会長、上副会長が講義や実技の1単元を担当しました。まもなく、私たちの仲間が49人、増えます。

 ただ、残念なこともありました。障害者交流センターでは1人でも多くの人に受講していただきたいと考え、越谷市と協議して定員を8人増やし58人に受講証を送付しました。しかし、講習会初日に来たのは49人でした。9人の人がいい加減とは断定できませんが、抽選に漏れた人のことを考えると、ドタキャンした個人や施設、組織には猛省を促すべきだと思います。