NO.81 「バディー」「オー!」 指導員と参加者が一つになって

平成24年9月1日、吉川市民プールで障害者カヌー教室が行われました。主催は松伏町教育委員会とNPO法人ぱっそ(代表理事、柳澤雅代)で、カヌーの指導はB&G財団から指導員5人を招き、指導者協議会からも12人の指導員が参加してくれました。

今回の教室では10人の募集をしたところ、3日間で定員になるほどの人気でした。当日は強い日差しの合間に、にわか雨という天候でしたが、まったく気にせず楽しんでいました。カヌー1艇あたり、参加者2人、B&G指導員1人、障害者スポーツ指導員2~3人で1組になり教室を進めました。教室では一貫して絆作り。「バディー!」の掛け声に「オー!」の返事。大きな声がプールに響き渡っていました。いつも思うのですが、参加者の笑顔ほど指導員を励ましてくれるものはありませんね。

会場は流れるプールでしたので、終盤は水流を起こし、川下り気分も味わっていただきました。あっという間の2時間半でしたが、来年以降に発展させる良いスタートになりました。

障害者スポーツ指導員のほとんどが、カヌー初体験でしたが教室が終わる頃には、すっかり慣れたようです。越谷市から参加してくれた戸田道子さんは、「近くだったのでお手伝いに来ました。今日はプールに入る気持ち満々でした。」と笑顔でお話してくれました。

(荘子敏一)