★中島利子さん★(H24・3号)

今回のリレートークは笑顔が輝く中島さんです。現在は主に「障害者テニス」で、また「ボッチャ」の審判員として、県内でご活躍されています。

中島さんが埼玉県さいたま市(旧浦和)に越してこられたのは30年前。その時からテニスを始めたそうです。そして障がい者テニスと出会ったのは、15年ほど前。埼玉県障害者交流センターで障害者テニスのフェスティバルがあり、テニス協会にお手伝いの依頼があり参加したのがきっかけだったとのこと。

最初はボール拾いのボランティアや、一緒にペアを組んだり、対戦相手になっているうちに、球出しや指導もするようになりました。そんな時に障害者スポーツ指導員の資格をとってみたら?と推薦され、取得したのが10年前。資格を取ることでボランティアの活動の幅が広くなったと語ります。

「好きなことでお手伝いができることに喜びを感じています、みなさんの生き生きとした顔にひかれ、そんな顔をみるとうれしくなって、私のほうが元気をもらって帰ってきます。」と中島さん。

現在は障がい者のテニス団体である「埼玉交流テニスクラブ」に所属し、その中で左半身に障害のある方と組み、ミックスで近県の大会に参加しています。平成22年のヨコハマハンディキャップテニス大会では見事2バウンドの部で優勝したそうです。また今年3月25日に行われる横浜での大会でもいい成績がとれるようにと意欲を燃やしています。埼玉県では障がい者のテニス大会がないので、ぜひ開催していただきたいともおっしゃっていました。

中島さんはテニスをするかたわら、ボッチャ協会にも所属しています。他にも交流センターでのふれあい大会にも障がい者スポーツ指導員スタッフとして参加。「週に5日ぐらい出かけるときもあるんです。主人も行っておいで、と言ってくれて。でも1年に1回は、主人とペアでテニスの試合に出るんですよ~。優勝したこともあります。」とちょっと照れながらお話ししてくださいました。

何かお手伝いをしたいと思っている方に中島さんからのメッセージです。「まずは一歩進んでみてください、仲間の輪も広がりますよ。」