013.2006ジャパンパラリンピック陸上競技大会に参加して
岡山県で開催された大会に競技役員として参加。私自身11年ぶり4回目でした。今大会は初めてIPC陸上競技部門委員長のコーヘン氏とIPC陸上競技部門スポーツ科学委員長のバーク氏を迎えての大会でもありました。
選手は参加標準記録を突破しての出場で大会新、日本新、世界新も多く誕生。特に印象的な記録は走り高跳び(F44、A4クラス)男子のS選手が自己記録の1m98また自己のもつ大会記録1m95を破ってだした2m00の日本新記録です、同クラスの世界記録は2m09。
埼玉からは5名の選手が出場し、大会新記録をだした選手もおり活躍していました。
【期日】平成18年9月30日(土)~10月1日(日)
【会場】岡山県陸上競技場(桃太郎スタジアム)
【主催】(財)日本障害者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会
日本身体障害者陸上競技連盟
【後援】厚労省、文科省、岡山県、岡山市他
* IPC 国際パラリンピック委員会
【選手】155名(女:男=38:117) 最多参加は大阪府の35名
【障害】視覚、聴覚、脳性麻痺、切断/機能障害、脊損・頸損等、知的
ジャパンパラリンピック大会は
競技団体(陸上競技連盟等)と共催し開催している、国内最高峰の競技大会です。1989年に国際パラリンピック委員会IPCが設立されパラリンピックがエリート(チャンピオン)スポーツ大会となりました。これを機にわが国の競技力向上と記録の公認をはかることを目的に1991年より開催されています。
アンチ・ドーピング
IPCは、2003年、世界アンチ・ドーピング機構規定を採用。これによりドーピング検査及び賞罰が障害者スポーツにおいても健常者と同様の扱いとなりました。ジャパンパラリンピック競技大会も今年度からドーピング検査を実施、今大会では大会新以上の選手が対象となっていました。大会でドーピング禁止薬が検出され違反と判定された場合、2年間の国際大会及びジャパンパラリンピック大会への出場が禁止となります。
禁止物質には市販の風薬等にも禁止薬物が含まれています。またサプリメントについては、どのような場合でも、禁止物質が検出された場合には救済措置はありません。
興梠 理(5.OCT.2006.UP)
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