講義だけでなく実技も満載!満足度の高い研修会

~ 第1回埼玉県障がい者スポーツ指導者研修会 ~

平成30年9月8日(土)埼玉県総合リハビリテーションセンター体育館にて、「第1回埼玉県障がい者スポーツ指導者研修会」を行いました。参加者は29人。

定員30名を超える申し込みはありましたが、当日欠席者6名。1割程度の欠席を見込んではいましたが、大幅に上回まわってしまいました。分かりやすい周知や、募集から開催の期間等、検討の余地があると感じました。

研修内容は「視覚障がいについての理解を深めるとともに、実技を通して伴走や伴歩でのポイントを学び、視覚に障がいのある対象者への対応力、指導力向上を目的とする。」

①講義:「知っているようで知らない視覚障がいの基礎知識」

講師:水田 靖士 氏

埼玉県総合リハビリテーションセンター福祉局支援部自立訓練担当課長

内容:視覚障がいに関する基本的な知識を学び、アイマスクを使用して、歩行、音源を利用したボールのキャッチやスロー、視野狭窄等の特殊メガネ体験など。

②実技:「伴走入門チャレンジしてみよう」

講師:進藤 充 氏

NPO法人 ベアリスランニングクラブ 理事

内容:伴走・伴歩の理論を学び、屋外での伴走の様子を映像で確認した後、アイマスクを着用して当事者体験と伴走の実技体験。

アンケートの結果から、受講者の95%が「 とても満足」、「満足」と回答があり、また、回答者全員が、今後も研修会を「希望する」と回答でした。自由記述では、「講義だけではなく、実技もあったので分かりやすかった」「障がい者の側(目かくしをして)の体験ができた」「講師の説明が分かりやすかったです」「視覚障がい者への支援の仕方が今までより理解できました」「実際に障がいの状態がわかりやすかったです」等、の意見が得られました。実技が多かったため、満足度の高い研修会となった印象です。体育館での講義であったため、音響設備への不満の声が寄せられたので、今後の会場設定の参考にしたいと思います。

( 研修委員会:免田 佳子 )