017.中米コスタリカの旅

先日、JICA(国際機構)の依頼を受けてGW(4/28~5/7)にコスタリカに出かけました。現地では国家リハビリテーション特殊教育審議会に所属し活動(フィールド調査)をしていましたが、その間障害者スポーツ関係施設や関係者を訪ねる機会がありましたので報告します。

1.親の会によるプールセッション

首都から南東部地方の町では障害児の民間プールでの週1回のセッションに参加34人の知的障害児が保護者(交通アクセス補助)とともに参加しており保護者が準備した昼食後解散でした。この日は養護学校を休んで参加する児童も多いようです。

2.スポーツ文化青年省を訪ねる

同国のスポーツ、レクリエーションの管轄省である同省を訪ねました。

今年、高齢者・児童・障害者を含めたスポーツレクリエーションイベントの開催を予定している。主体的、日常的な障害者のスポーツ、レクリエーションでの関わりはないようです。

同省の管理施設見学では、体育館の床が板張り(少なからずの中米の体育館はセメント床)で女子高生のミニサッカーの試合が行われていました。陸上競技場は管理上なのかアスファルトであり驚きました。

3.パラリンピック委員会

パラリンピック委員会委員長のフランシスコさんに会い1時間ほど、お話をうかがう機会がありました。

障害者スポーツについてはパラリンピック委員会傘下にいくつか競技毎に協会があるようですが選手も少なく名ばかりで機能はしていないようです。

シッティングバレーボール、コスタリカ選抜チームの試合を観戦の予定もあったのですが、会場の国立リハビリテーションセンターの職員ストライキ(ラテンアメリカではいろいろな職種で日常茶飯事)となり、これは実現しませんでした。

興梠 理 (28.MAY.2007)