NO. 98 水は楽しい、カヌーも楽しい

沖縄に大きな被害をもたらした台風8号が、足早に過ぎ去った翌日の7月12日。「障がい者カヌー&水辺の安全教室」が吉川市民プールで開催されました。

今年で3年目を迎えるこの事業は認知度が高まり、20人の募集に32人の申し込みがあり大盛況です。そのため、障害者スポーツ指導員をはじめ総勢31人のスタッフを揃えて当日に臨みました。今年は県東南部の八潮市から教育委員会の職員とスポーツ推進委員がスタッフで来てくれました。障害者スポーツ指導員同様、市の枠を超え事業に協力してくれる動きが出てきたのは、地域推進委員会の活動が理解されてきたのでしょう。

当日の運営では、障害者スポーツ指導員が大活躍です。主催者は松伏町教育委員会と吉川市教育委員会ですが、実質名前だけです。パドル操作など漕法指導はB&G財団の専門指導員が行い、スポーツ推進委員と障害者スポーツ指導員が個別指導とサポートを担当しました。

参加者は、みんな水が大好きのようでした。途中、気温が34℃度を超え、プールに入ってプカリプカリと浮くのが気持ちよさそうです。
毎回参加してくれる人もいて、カヌーの漕法も上手になり、指導員が水中で追いかけるのが大変な場面も見られました。埼玉県東南部は川が数多く流れています。あと、何年かしたら、川に出て新たな可能性にチャレンジしてくれるだろうと期待しています。

(県東南部 荘子敏一)