005.障害者スポーツ指導者 全国研修会に参加して
2006年2月12日(日)
名古屋国際会議場
初めて、お知らせを見たときは「遠いし無理だなあ・・」と思いました。でも、分科会のテーマはとても興味深いものが多く、家族の協力もあって参加することができました。
当日、開会式の後半で地元で活動する2つのダンスのパホーマンス紹介がありました。障害児・者と学生、家族が中心となって踊ることを楽しむサークル『トライアングル』と車いすダンスです。どちらも素晴らしいものでしたが、特に車いすダンスでは上半身をフルに使って表現したいということで右足先で電動車いすを動かし、パートナーとの微妙なステップにも、きちんと合っていて絶妙なコンビネーション・ダンスでした。
いよいよ午前の分科会の始まり。選んだテーマは「養護学校におけるスポーツ」です。
内容としては愛知県立春日台養護学校、高等部の体育の授業内容と教育的ねらい。課外活動の実態やフライングディスク協会設立の経緯と活動内容などでした。
体育の授業は企業就労を目標とした体力づくりということで、養護学校とは思えない内容でしたが、卒業生の6割が一般就労をしているという結果に、先生方の子どもたちにかける熱意を感じました。参加者の多くは、養護学校の先生で質疑応答でも具体的な質問が、たくさん挙げられ時間を過ぎてしまうほどでした。
午後からは「知的障害者のスポーツ」を選びました。報告として、陸上クラブ『コッコスポーツクラブ』の創立から活動内容、今後の課題についての話があり、続いてフライングディスクの指導や競技内容・取り組みの説明がありました。ディスクの種類では実際に
使用されるディスクを見ながら話が聞けて、とても分かりやすかったです。質疑応答では、色々なスポーツクラブに携わる方から指導方法や運営資金についてなどがあり回答として・・・指導者としての体制を整えるには、活動する地元独自の養成方法を見つけ、自分が競技に参加している人を指導者として選ぶのではなく、未経験者でも共に成長していってくれる人を探しボランティアについても興味を持って関わってくれる人を大切にすることが大事である。 ・・・という言葉が印象的でした。
全国研修会ということで、たくさんの参加者に混じり、あっという間に終わってしまった一日でしたが自分にとって有意義な時間を過ごせたことは、これからの活動に対する意欲と希望につながりました。
大門裕子(28.FEB.2006.UP)
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