NO.123 埼玉県障がい者スポーツ指導者協議会全体研修会

 

誰もができる体幹トレーニング

平成28年2月20日(土)に埼玉県障害者交流センターで、平成27年度埼玉県障がい者スポーツ指導者協議会全体研修会が開催されました。
講師は倉澤哲先生(伊奈病院 理学療法士)で、「障がい児・者の体力づくり~誰もができる体幹トレーニング~」というテーマで開催しました。障がい児・者の体力づくりについて、様々な競技や年齢に共通する、基本的な部分である、体幹トレーニングについて、医療現場で多くの患者に接する理学療法士の視点から、基礎的知識とトレーニング方法を学ぶことを目的としました。

研修会は定員40名に対して、申込締切の数日前から定員を超え、最終的には42名の参加者となりました。今回のテーマの関心の深さと改めて、指導員の熱心さが伝わってきました。

以下、参加者のコメントです

『現在わたしは小学校で特別支援学級の担任をしています。子どもたちの体力低下が問題視されている中、わたしの学級にも運動を苦手とする子どもが多くいます。子どもたちの運動意欲向上に向けてのヒントが掴めないかと今回の研修会に参加させていただきました。

人は動くときに必ず体幹部の筋肉に力が入る事、ほとんどのスポーツで高いパフォーマンスをするためには体幹部の安定が必要な事、体幹の構造など、身体を動かすために必要な知識を詳しく知る事ができ、とても勉強になりました。

実技での体幹トレーニングはキツいイメージがあったのですが、どれも気軽に取り組め、そして楽しく達成感のあるものでした。胸郭の柔軟性獲得のためのストレッチでは、最初スクワットでおしりが全く下がらなかったのが、胸を反らして胸郭をやわらかくすることでお尻がどんどん下がり、とても嬉しかったです。また腹式呼吸のやり方では、動作理解が難しい方へはお腹に手を置くなど、誰にでも通用する指導方法も教えていただきました。

体力づくりの基本となる体幹トレーニング、とても取り組みやすかったので広めていけたらと思いました。

(相田 恵里)