015.陸上競技 第6回全国障害者スポーツ大会<のじぎく大会>

平成18年10月14日から16日の3日間、第6回全国障害者スポーツ大会<のじぎく大会>が開催されました。大会期間中は秋晴れの気持ち良い天候に恵まれ、埼玉県選手団を初めとする全国の代表選手が今年もまた素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。13年前震災を受け、あらゆる苦難を乗り越えて復興した地、兵庫で。

私は陸上競技のコーチングスタッフとして12日(木)~17日(火)までの5泊6日間を選手の皆さんと共に過ごしました。宿舎では、食事から入浴、次の日の連絡、準備等のサポート。大会が始まってからは、競技前後のアップやクールダウン、召集所への誘導をさせていただきました。特に、召集所から競技場へ選手と一緒に誘導されるときは、選手以上に緊張しましたが、選手がリラックスして競技に望めるように心がけました。しかし、一番緊張して興奮したのは、私を初めとするコーチングスタッフではなかったでしょうか。終わってみれば、応援で熱くなり声が出ない人も見受けられました。

選手とコーチ、支える周りの方々が一丸となり練習会、強化練習会、強化合宿と、厳しい練習を重ねて挑んだ兵庫大会。最後まであきらめない埼玉の陸上魂を選手の皆さんは十分に発揮してくれました。兵庫に集った全選手からのパワーと笑顔は、私の大切な絆になりました。そして、震災を受け多くの苦難を乗り越えてきた地元兵庫の皆様に支えられた大会は、私にとってとても印象深い大会になりました。

今回このような機会を頂き、今大会へ参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、この経験と得た感動を忘れることなく、自分自身の生活にも活かしていきたいと思っています。

選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

埼玉県障害者陸上競技協会  戸張 美奈子

戸張 美奈子(23.DEC.2006)