016.第6回全国障害者スポーツ大会<のじぎく大会>
全国障害者スポーツ大会には第1回大会より審判等で関わりがありました。選手団のスタッフとして参加するのは、4年振りでお話を頂いた時はかなり躊躇しました。私事ですが、新婚?1歳になったばかりの長女を残して、休日の練習会、大会期間中約一週間不在になることを、仕事の調整よりまず先に考えてしまいました。
さいたま市選手団は選手・スタッフを含めて約34人と、以前の埼玉県選手団の大所帯と違い、お互いの顔が見えコミュニケーションを取るにちょうど良い規模に感じました。過去の大会では知的障害と身体障害が別々の宿泊先になり苦労したと聞いていますが、今回は皆同じ宿舎で部屋割りも入り混じり、お互いを助けあって大会を乗り越えられたなと思います。
私は朝が苦手なのですが、決められた起床時間の10分前に、選手がアラームよりも大きな声で、真っ先に起こしてくれます。もう少し寝ようとすると選手に怒られてしまいどっちが監督か分らない状態でした(笑)
大会期間中にスタッフができることは、技術的な指導ではなく、いかに本番に体調を整え気持ち良く競技に打ち込めるような、配慮と言葉がけとわずかなことです。練習会では大人しく気弱そうに見えた選手が、ディスタンスで同点、再投(延長)で勝ち抜きメダルを取り、また自己ベストを更新したりと、逆に選手からたくさんの感動をいただきました。
選手・スタッフ・関係者の皆さんありがとうござました。
埼玉県障害者フライングディスク協会 平八重 智之
~フライングディスク競技 さいたま市代表選手 岸田 武~
今年の5月に春季障害者スポーツ大会が熊谷ドームで行なわれ、アキュラシー(5m)で8投貫通、ディスタンスで25m28cmの好成績を出せました。6月に浦和身障福祉会の定期総会の席上、さいたま市身障協の望月会長様から「のじぎく国体」の代表選手に選ばれ、いい成績をあげて頑張りなさいと激励を受け、大変光栄に思いました。
本番に向けて毎週土・日曜日の練習、更に強化合宿訓練にも積極的に参加し、当日に備えました。
10月12日結団式で団長から旗を預かり、大宮駅より新幹線で新神戸駅へ出発。到着駅で歓迎の横断幕を持って出迎えを受けました。
14日には皇太子殿下のご臨席のもと、開会式でご挨拶を頂き、初めて国体に参加できたことを思うと感動と感激で一杯になりました。
神戸ウィングスタジアムで開始式に埼玉県の選手と一緒に席に着き、自分の出場まで練習場でアキュラシーを監督、コーチの助言を受け、受付を済ませて入場しました。一礼して競技に入り、結果は9投貫通しましたが、同じ9投同志で競い私は銅メダルを獲得しました。1回もミスが無ければ金メダルを取れたと思い残念無念でした。
15日は距離を競うディスタンスで力一杯3投し、結果は銀メダルを獲得しました。監督・コーチから万歳と喝采を浴び、嬉しくなりました。
平八重 智之(23.DEC.2006)
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