共生社会の実現に向け、障害者への理解とスポーツの普及

~ 第10回久喜市生涯学習推進大会「まなびすと久喜」 ~

令和2年2月1日(土)久喜市鷲宮西コミュニティセンター(おおとり)にて、第10回久喜市生涯学習推進大会「まなびすと久喜」が開催されました。

参加者200人、障がい者スポーツ指導員2人、その他スタッフ100人の約300人が集まりました。

今回依頼された内容は、まちづくりフォーラムのパネリストです。

得られた成果として、

1)久喜市における障害者スポーツの現状説明とボッチャなどのスポーツ大会開催の提案

2)久喜市教育委員会、ボランティア団体との関係深化

3)市長や市議会議員との接点開拓

 

「まちづくりフォーラム」は一般市民の方が対象で、意見を発表する場です。

大会テーマの「学びでつながる 愛するわが街 仲間たち」、基調講演の「明るい笑顔で 今日もいい日」、他のパネリストの意見、これらをどのように組合せ、どのようにリンクさせればいいのか。事前に実行委員会や他のパネリストとの打合せ、そしてその後のコーディネーターとの具体的なすり合わせ等があり、思った以上に複雑で疲れる作業でした。

その結果、私の発表は①我が街久喜、②障害者スポーツとの関わり、③久喜市の障害者スポーツの現状、④2020オリ・パラに向けた埼玉県の取組み、⑤より素晴らしい久喜市にするために「久喜市でパラリンピック競技のボッチャ大会開催を提案」のストーリーで意見を発表出来るようにしていただきました。

 

フォーラム前に、久喜市全地域の放課後子供教室の展示物を拝見しました。以前に市議会議員や小学校の先生と話をしたおりに「ボッチャの道具はあるけど指導者がいない」などの相談を受けたこともあり、障害者スポーツ拡大において協力しあうことも出来る、今回の接点を大事にしたいと考えています。

 

フォーラム終了後、視聴していた久喜市教育委員長から「障害者スポーツの現状がよくわかった」とコメント、市議会議員からは「市政の参考にしたい」と名刺交換、運営側のスタッフからもわかりやすかった等の評価やご意見をいただきました。

 

県東北部地域支援連絡会に参加してくださる指導員も増えています。しかし、東南部、西南部などと比べると地域が8市2町と広く、久喜市のように障害者スポーツはこれから、のびしろ十分のところも多くあります。行政、教育や福祉の現場からの依頼を待つだけではなく、指導者自らがインクルーシブ(共生)社会の実現に向け、障害者への理解とスポーツの普及に寄与したいと考えています。東北部としては、これから地域支援連絡会を立ち上げられる地域とも実情や普及に向けての手法なども共有していきたいと思います。

(東北部 寺方克彦)