~ 気負わず楽しくをモットーに ~ ★山本 和也さん★
Q1.障がい者スポーツ指導者を取得した動機は何ですか?
2021年から吉川市スポーツ推進委員会として活動しています。
吉川市からの協力要請で、吉川美南で開催された、アダプテーションフェスティバルのスポーツイベントに参加しました。このイベントは「障がいのある人を含むすべての市民が、スポーツの楽しさ、清々しさに触れること」また「スポーツ・文化を通じて、アダプテッド(=適応させる)という考え方を広める」ことを目的に開催されていました。
参加者と一緒に体験した、ダンスやボールを使った鬼ごっこ、体験ゴーグルをつけて行うロービジョンサッカーが楽しく、障がい者スポーツに興味を持ちました。
このイベントを通して、視覚障がい者のなかで、全く見えない人はわずかで、ほとんどが弱視(ロービジョン)だということを知りました。視力が低いだけでなく、視野が欠けている、ものが二重、三重に見える、明暗は分かる、色が分かる、ぼんやりと形が分かるなど、見え方は人によって異なることも知りました。ルールや用具を工夫すれば、見え方の違いを超えて「共にスポーツを楽しめる」ことが出来るということに共感しました。
Q2.障がい者スポーツ指導者として活動してどのくらいになりますか?
障がい者スポーツ指導者の資格を取得したのは2年前です。
以前から、ジュニアスポーツ指導員(日本スポーツ協会)として、子どもたちが楽しみながら、スポーツライフを継続する礎を築くことができるように、運動遊び・スポーツを一緒に行っていました。
子どもの発育発達に応じた、運動遊び・スポーツにかかわることをライフワークにしていました。
Q3.障がい者スポーツ指導者はどのような人が適していますか?
スポーツを楽しめる人は、誰でも適していると思います。
Q4.活動している上で、大事にしていることは何ですか?
気負わず、良い意味で力を抜いて、自分自身も楽しんで活動しています。適当なぐらいが、相手に緊張感を与えない雰囲気を醸し出せると思っています。
Q5.活動している上で大変なことは何ですか?
現役で仕事をしています。また、活動している役割が他にもあるため、時間を調整することが大変ですが、無理をしない、楽しく継続することを大切に活動しています。
Q6.活動している中で思い出に残っていることは何ですか?
2~3ヵ月ぶりにイベントで再会した小学校5~6年生の男の子が
飛びついてきて、名前を憶えて、いてくれたことです。一緒に行った、スポーツ体験が楽しかったと言ってくれて、うれしかったです。
Q7.参加して楽しかったイベントは何ですか?
風船バレーが楽しかったです。審判をしていて、チーム戦で白熱し、参加者が、楽しんでいるのが感じられ、うれしかったです。
年令を問わず楽しめるため、シニアの方、耳が聞こえにくい方も、楽しんでいたのが印象的でした。
Q8.今後の抱負は何ですか?
気負わず、楽しく、継続して活動をしていきたいです。
インタビューを終えて・・・
好奇心旺盛で、人とのネットワークを大切にされている人でした。スポーツの知識や技術などの知識をベースに、スポーツを共に楽しむことに喜びを感じて活動されていました。障がいの有、無にかかわらず、スポーツを体験できる機会を作るためには、指導者自身が気負わず、楽しむことが大事だと気付かされました。
米山 あゆみ
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