★山田晴江さん★(H26.1.5)

「今ジムに行ってきた帰りなんです。ボランティアをするにも健康が大切ですからね~。」そう言って笑顔で待ち合わせ場所にいらしたのは、さいたま市見沼区在住の山田晴江さん。

 山田さんが東京から埼玉に引っ越されてきたのは平成2年のこと。何かボランティアをしたいなと思っていた山田さんは、旧大宮市で開催されたガイドヘルパー講座を受講し、そこで初めて視覚障害者と出会いました。1期生として修了した後は、グループを作り視覚障害者の外出サポートやハイキングの企画などの活動をされていました。

その後その中のお一人が盲人卓球(現STT)の相手をさがしており、そこから盲人卓球のサポートボランティアを始めました。山田さんは、STTに出会ってすっかりその魅力にとりつかれたそうです。「その魅力って何ですか。」とか~こがお聞きすると「障害者の方が音を頼りに打つ、また、すごいスピードで打ったり打ち返したりという想像を超える世界を見たことです。彼らはその影ではとてつもない努力をしています。そして、障害者、健常者に関係なく一緒にスポーツを楽しむ者同士という関係もその魅力ですね。」と。平成16年の埼玉国体ではボランティアとして活躍され、その後STT審判部会立ち上げに関わり、STTの組織をスタートされたそうです。

山田さんは平成14年に障害者スポーツ指導員初級を取得し、現在は障害者交流センター等でボランティアとして活動をされています。「楽しそうにしているね~。何やっているの~?」と山田さんの輝いている様子を見てそう言った旦那様も現在指導員としてご一緒に活動されています。「日程が合うときは一緒に出かけ、その行きかえりの車の中でのおしゃべりが夫婦のいいコミュニケーションになっていますかね。」うわ~、ボランティアで夫婦円満!

山田さんは、活動を通じて皆さんの喜んでくださる姿や一生懸命取り組んでいらっしゃる姿からエネルギーをもらっているそうです。またボランティアをしている者同士の顔なじみが増え、横のつながりも楽しみになったそうです。「私たちはサポートすることでビタミンI(愛)をみなさんに。そしてみなさんからはビタミンE(エネルギー)をいただいています。」この言葉とっても素敵でか~こ大好きになりました。

 民生委員としても活躍中の山田さんは、交流センターでのボランティアで学んだことを生かし、お年寄りのサロンで卓球バレーや4面卓球を紹介し、広めていらっしゃいます。認知症の方でも卓球の球には反応して手が出るそうで「あ~、お尻あがった!」「2回打った~」などと、みんなで大盛り上がり。サロンのみなさんの笑い声が聞こえてくるようですよね。

また今年の8月からはハンドベルのボランティアも始め、気仙沼の仮設住宅や施設などを慰問されたりしています。常にポジティブで好奇心旺盛です。

 山田さんから新しく指導員の資格を取られたみなさんに熱いラブコール!「若いころはボランティアというとなんだか特別のような気がして構えてしまいがちですが、自然体で、一緒に活動してみませんか。できる範囲でかまいません。時間ではなく、気持ちがあれば、そして来てくれさえすれば誰でもできますよ。私たちは良き先輩としてみなさんを心からお迎えします。」

みなさん是非私たちと一緒にボランティアをはじめてみませんか