★飯田吉之さん★(H25.9.20)

今回のリレートークは、さいたま市在住の飯田吉之さんです。
 9月のとある土曜日。か~こが向かったのは埼玉県障がい者交流センター。飯田さんはその日、交流センター主催のブラインドテニスとソフトテニスの二コマのお手伝いをなさるそうで、教室が始まる前にお会いしてお話を伺ってきました。

飯田さんは以前この交流センターを利用する側だったそうです。ある時参加したバドミントン大会で、たまたま交流センターのスポーツボランティアさんと同じ組になり、その存在を知りました。そして、自らも交流センターでボランティアをやってみようと思い、登録し、活動を始めました。その後、ボッチャの手伝いをしていた時に、「せっかくだからボッチャの審判をやってみたいな。」と思い指導員に話すと、「それなら障がい者スポーツ指導員の資格を取ればできるよ。」と言われたのがきっかけで、平成22年に障がい者スポーツ指導員(初級)を取得しました。

野球やソフトボールなど球技が好きな飯田さんですが、指導員としては、種目に関係なく、いろいろとチャレンジしています。仕事がなく、体調がいい時に、交流センターを中心に月1~2回の活動を続けています。交流センターではスポーツだけでなく、人が足りないと聞くと文化ボランティアもされるそうです。「明日もオーボエコンサートのボランティアをするんですよ。」と目がキラキラ☆☆☆

か~こは飯田さんに“指導員をされていての魅力や感じたこと”をお聞ききしてみました~。「学生から70代の方までいろいろな年代の方がいらっしゃいますよね。そういう方々と触れ合えるのが一番楽しいです。お昼の時間なども、お漬物を持って来てくださる方もいらして、みんなでわいわいおしゃべりするのも楽しみの一つですね。それから、指導員同士の横のつながりがあるともっといいと感じます。ボランティアが終わるとみなさん、その後はバラバラになってしまうのが残念です。」確かに現代は同じ年代の方とはお会いする機会はありますが、なかなか幅広い方々との触れ合いは少なくなってきています。そういう意味では指導員として関わることでいろいろな方々と交流する場が増えますね。

それからこんないいアイデアもいただきました。「指導員は普段その競技自体をやることがあまりなく、お手伝いだけの場合もあります。ですからその競技を体験して、『楽しい!』って思うことも大切だと思うのです。そうすれば、もっと普及にもつながるはず。例えば利用者さんを募集して指導員と一緒に競技を楽しんだりする場があれば、その競技ももっと認知されるし、人も集まってきて広がるのではないかなと思います。そしてそのあと、懇親会もあったりすればもっと横のつながりができるかもしれませんね。みんなで集まって、みんなでやると面白いでしょう」と。おお~!か~こ大賛成です。

さて、いろんなスポーツのお手伝いに参加している飯田さんですが、まだやったことも見たこともないのが「ゴールボール」。金メダルをとったこの競技を一度見てみたい、そして体験してみたいそうです。そしてこれからも「マイペース」で活動を続けます、と語る飯田さん。「ボランティアは続けることが大切。長く続けるためにはマイペースが一番大事。」お話の途中で何度か出てきたフレーズです。指導員の資格を取っても、なかなか長く活動が続かないのが現状です。自分のスタンスを大切にしてその中で自分が使える時間を使ってのボランティア。

みなさんも、できるところから、できる範囲で活動を始めてみませんか?