★辻建志さん★(H25.5.27)
今回のリレートークは,さいたま市在住の辻健志さんです。なんと、辻さんは障害者スポーツ指導員初級研修会の同期です。久しぶりにお会いしました。
辻さんはさいたま市の職員さんです。平成16年に全国障害者スポーツ大会(略称 全スポ)が埼玉県で開かれるのを期に平成14年4月から埼玉県の準備室に派遣されました。皆さんご存知でしょうか。全スポは、全国各都道府県の他に政令市からも選手団を派遣できるのを。さいたま市は平成13年3月に合併で出来た市ですが、平成15年に政令市に移行が決まっていました。そこで、平成16年の全スポにさいたま市選手団を送り出すために辻さんは県の準備室に行きました。高知国体、静岡国体に役員で参加し、その知識や運営方法を学びました。そして迎えた本番の平成16年の全スポを盛会のうちに終了させたお一人だったのです。全スポが終了し、準備室も解散した平成17年からさいたま市障害福祉課に異動になりました。
平成17年3月、辻さんは初級障害者スポーツ指導員養成研修会を受講しています。全スポで、選手との触れ合いから、その笑顔や頑張りにたくさんの元気をもらったそうです。これからも一緒に何か出来ないだろか?そんな想いが障害者スポーツ指導員になるきっかけでした。
辻さんは、「以前から自分にノーマライゼイションの精神があったのでは?」と語ります。「今まで、自分の中で障害者への差別意識や違和感を持った経験は無かったですね。大学卒業後、盲学校や養護学校で臨時採用教員をしていました。その後、市の職員になり、最初に配属されたのが浦和市教育委員会の青少年課でした。ここで月に2度ほど障害者スポーツ教室を担当しました。次に社会福祉事業団(現在の大崎むつみの里)本部で勤務した後、障害者スポーツ大会準備室を経験させてもらいました。」ここまで聞いて、辻さんはずっと以前から『ここの道』が続いていたのかもって、か~子は運命的な匂いを感じました。
平成19年に障害福祉課から現在の環境局に異動になり、仕事と障がい者スポーツ指導員の関わりがなくなると、かえって気楽に活動できるようになったそうです。現在は仕事の合間をぬって、年間7~8回、日程が合えばどこでも出かけて行きボランティア活動をしています。「障がい者の方が頑張っている姿や表情が大好き。それを見ると自分も頑張ろう!と思え、元気をもらえるのです。」それに「指導員の仲間と知り合うのも楽しみ。指導員みんなが集まって、みんなでスポーツをして、おしゃべりができる場があったら、もっと仲間の輪も広がるのではないかな。」そんなキラリと光るアイディアもいただきました。
辻さんは、今後も現在のペースで活動を続けるのが目標だそうです。「中級にもチャレンジしたいけど、働いている人にはとりづらい日程ですね。」
最後に、まだ活動されていない指導員の方々へこんなメッセージをいただきました。「私たちもそして障がい者の方々もスポーツが自分の殻を破るきっかけになればいいですね。障害のある方々が一所懸命にやっている、そのまなざしを一目見に来て下さい。」
出来る時にできる事を。辻さんの自然体、とってもいいかな~~。ほんわか、心があったかになって帰ってきたか~子でした。
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